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選日(せんじつ)・暦注下段(れきちゅうげだん)とは

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カレンダーでよく見る六曜(大安・仏滅など)のほかにも、昔の暦にはたくさんの「日の吉凶」が書かれていました。これを暦注(れきちゅう)といいます。

このページの目次

暦注のうち、暦の下の段に書かれたものを暦注下段、それ以外で日の干支などから選び出すものを選日と呼びます。天赦日(暦注下段)や、一粒万倍日・不成就日・三隣亡(選日)もこの仲間です。

1.一覧

名前 区分 吉凶 決まり方 意味
天恩日(てんおんにち) 暦注下段 吉 甲子〜戊辰、己卯〜癸未、己酉〜癸丑の日(60日に15日) 天の恵みを受けられる日。お祝いごとに向く
天一天上(てんいちてんじょう) 選日 吉寄り 癸巳〜戊申の16日間 方角の神・天一神が天に昇っている期間。どの方角へ出かけてもよいとされる。その間は日遊神が家にいるとされ、家を汚すのを避ける
八専(はっせん) 選日 凶 壬子〜癸亥の12日間のうち、癸丑・丙辰・戊午・壬戌を除く8日 干と支の五行が同じになる日が続き、偏りが強いとされる。法事・婚礼・建築を控える
十方暮(じっぽうぐれ) 選日 凶 甲申〜癸巳の10日間 干と支の五行がほとんど剋し合う組み合わせ(10日のうち8日)が続く期間。相談ごとや交渉がまとまりにくいとされる
大犯土(おおつち) 選日 凶 庚午〜丙子の7日間 土の神が土の中にいる期間。地鎮祭・穴掘り・種まきなど土を動かすことを控える
小犯土(こつち) 選日 凶 戊寅〜甲申の7日間 大犯土に続く期間。間の丁丑の日は「間日」で、犯土に含めない
帰忌日(きこにち) 暦注下段 凶 節月で決まる日(寅・巳・申・亥の月は丑の日、卯・午・酉・子の月は寅の日、辰・未・戌・丑の月は子の日) 帰宅・引っ越し・嫁入りを控える
往亡日(おうもうにち) 暦注下段 凶 節入りの日から数えて決まった日(立春から7日目、啓蟄から14日目など) 旅立ち・引っ越しを控える
重日(じゅうにち) 暦注下段 吉凶とも 巳の日と亥の日 良いことも悪いことも重なるとされる。慶事を重ねるのはよいとされる一方、婚礼は「再婚に通じる」として避ける説もある。弔事は控える

「〜の日」と書いたものは、六十干支で数えた日の干支です。60日で一回りするので、同じ選日は約2か月ごとにめぐってきます。

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2.往亡日の日数

往亡日は、その月の節入りの日を1日目として数えます。

節 日数 節 日数
立春 7日目 立秋 9日目
啓蟄 14日目 白露 18日目
清明 21日目 寒露 27日目
立夏 8日目 立冬 10日目
芒種 16日目 大雪 20日目
小暑 24日目 小寒 30日目

小寒から30日目が立春と重なる年は、その日はもう寅の月(立春から)なので、丑の月の往亡日はありません(よろずごよみの表示もこの扱いです)。

3.どれくらい気にする?

選日や暦注下段は、明治6年(1873年)の改暦で迷信として公式の暦から除かれ、今ではお祝いの日取りや建築の目安として、気にする人が気にするものになっています。全部を避けようとするとほとんどの日が使えなくなるので、

  • お祝いごと:大安や天赦日・一粒万倍日・天恩日などの吉日を選ぶ
  • 引っ越し・旅立ち:往亡日・帰忌日を避ける
  • 地鎮祭・庭仕事:犯土・土用を避ける

のように、用事に関係するものだけを見るのが現実的です。

4.毎日の選日を見る

今日の暦と月ごとの暦のページで、その日の六曜・吉日・凶日と一緒に、選日・暦注下段も表示しています。

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