家相とは?風水との違いと間取りの見方
家相(かそう)は、家の間取りや方位から住まいの吉凶を判断する、日本で発達した考え方です。中国の風水や陰陽道をもとに日本の気候や暮らしに合わせて発達し、江戸時代には多くの家相書が出版されて広まりました。
このページの目次
1.家相と風水の違い
| 家相 | 風水 | |
|---|---|---|
| 生まれ | 日本(中国の思想がもと) | 中国 |
| おもに見るもの | 家の間取り・方位・形 | 土地や環境全体、気の流れ |
| 特徴 | 鬼門・裏鬼門を重視 | 龍脈・水の流れ、五行のバランス |
風水の基本は風水とはで解説しています。
2.鬼門・裏鬼門と「二線」
家相で特に大切にされるものの一つが、正中線と四隅線です(流派によって線の幅や扱いは異なります)。
- 正中線:家の中心を通る南北・東西の線
- 四隅線:家の中心を通る北東〜南西・北西〜南東の線
このうち北東〜南西を結ぶ線が「鬼門線」です。北東(艮・丑寅)を鬼門、南西(坤・未申)を裏鬼門といい、ここに玄関や、トイレ・浴室・キッチンなどの水回り・火の元を置かないほうがよい、と多くの家相書で説かれてきました。由来は方位と干支をご覧ください。
昔の家では、北東は冬の冷たい風が入りやすく、南西は夏の西日で食べ物が傷みやすい方位でした。家相の教えには、こうした暮らしの知恵が多く含まれているといわれます。
3.張りと欠け
家の形も家相の大切なポイントです。
- 張り:家の一辺から外に出ている部分。その方位の運気が強まるとされ、多くは吉とされます。
- 欠け:家の一辺がへこんでいる部分。その方位の運気が弱まるとされ、凶とされることが多くあります。
一般に、一辺の長さの3分の1以内の出っ張りを「張り」、3分の2以上が引っ込んでいる場合を「欠け」とする見方がありますが、判断の基準は流派によって異なります。
4.部屋別の考え方の例
- 玄関:東・南東がよいとされることが多い。鬼門線上は避ける。
- キッチン:東・南東は朝日が入り、食べ物も傷みにくいため吉とされることが多い。
- トイレ・浴室:鬼門・裏鬼門と家の中心は避けたほうがよいとされる。
- 寝室:北・北西・西など、落ち着いた方位が向くとされる。
5.家相とのつきあい方
家相のすべての条件を満たす間取りは、実際にはなかなかありません。気になる部分があっても、清潔・明るさ・風通しを心がけることで、住まいはぐっと快適になります。引っ越しの方角や時期については九星気学の方位取り、年ごとの凶方位は八方塞がりもあわせてご覧ください。
6.よくある質問
家相で凶とされる間取りの家に住んでいますが、どうすればよいですか?
家相は住まいを考えるための伝統的な目安で、間取りが凶だから必ず悪いことが起こるというものではありません。気になる場所は清潔に保ち、明るく風通しよくするなど、できることから整えましょう。
家相は新築のときにだけ見るものですか?
新築や増改築、引っ越し先選びのときに参考にされることが多いですが、今の家の使い方(部屋の割り当てや収納の位置)を考えるときにも役立ちます。
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