姓名判断(せいめいはんだん)とは

姓名判断は、名前に使われている字の画数から、その人の性格や運勢を読む占いです。名字と名前の画数を組み合わせて5つの「格」を出し、それぞれの数が持つ意味(1〜81の数の吉凶)で読み解きます。赤ちゃんの名付けや、ペンネーム・お店の名前選びにも使われています。
このページの目次
1.姓名判断の歴史
いま日本で広く使われている姓名判断は、熊崎健翁(くまざき けんおう)が1929年(昭和4年)に『姓名の神秘』を著して広めた「熊崎式姓名学」がもとになっています。それ以前にも名前の字で吉凶を見る考え方はありましたが、五格と81数で読む方法をまとめて広めたのが熊崎式です。
81の数の吉凶は、中国・南宋の学者 蔡沈(蔡九峰)の『洪範皇極内篇』にある八十一の数の考え方がもとになったと説明されることが多く、陰陽五行の考え方も取り入れられています。その後、さまざまな流派が生まれ、画数の数え方や吉凶の分け方に違いができました。
2.五格の出し方
例として「山田 花子」(旧字体・熊崎式で 山3・田5・花10・子3)で計算してみます。
| 格 | 出し方 | 山田 花子の場合 | 表すもの |
|---|---|---|---|
| 天格(祖運) | 姓の画数の合計 | 3+5=8 | 家から受け継ぐ運 |
| 人格(主運) | 姓の最後の字+名の最初の字 | 5+10=15 | 性格・才能、働き盛りの運 |
| 地格(前運) | 名の画数の合計 | 10+3=13 | 子どものころの運、性格の土台 |
| 外格(副運) | 総格-人格(姓や名が1文字のときは霊数の1を足します) | 21-15=6 | 人間関係、まわりからの助け |
| 総格(総運) | すべての字の合計 | 3+5+10+3=21 | 一生の運、とくに後半の運 |
いちばん大切とされるのは人格と総格です。天格は同じ家族みんなが同じ数になるため、吉凶はあまり重く見ません。
1文字の姓・名のときは「霊数」
「林 薫」のように姓や名が1文字のときは、霊数(れいすう)として1を足して天格・地格を出します。霊数は総格には足しません。霊数を使わない流派もあります。
3.画数の数え方:旧字体と新字体
姓名判断でいちばん結果が分かれるのが、画数の数え方です。
- 熊崎式(旧字体で数える):字を旧字体に直し(沢→澤、辺→邊、広→廣など)、部首は元の字の画数で数えます。
- 新字体で数える:いま実際に書く字の形のまま数えます。
熊崎式では、次のように部首を元の字で数えます。
| 部首 | 元の字 | 画数 | 例 |
|---|---|---|---|
| さんずい(氵) | 水 | 4 | 清=12、海=11 |
| てへん(扌) | 手 | 4 | 拓=9 |
| りっしんべん(忄) | 心 | 4 | 性=9、慎=14 |
| くさかんむり(艹) | 艸 | 6 | 花=10、菜=14 |
| こざとへん(阝・左) | 阜 | 8 | 陽=17 |
| おおざと(阝・右) | 邑 | 7 | 郎(郞)=14、都=16 |
| しんにょう(辶) | 辵 | 7 | 達=16、道=16 |
| おうへん(王) | 玉 | 5 | 琴=13 |
| しめすへん(礻) | 示 | 5 | 祐=10 |
| にくづき(月) | 肉 | 6 | 育=10 |
また、漢数字の一〜十は、字の画数ではなく数の意味で1〜10画と数えます(四=4、五=5、九=9など)。「佐々木」の々は、前の字と同じ画数で数えています(流派によって数え方が違います)。元の字で数えるのは部首の位置だけで、蓮(くさかんむり6+連の部分11=17)のように、部首でない部分のしんにょうは元の字にしません。
4.三才配置と陰陽の並び
三才配置は、天格・人格・地格の数を五行(木・火・土・金・水)に置きかえて、そのつながりを見る方法です。数の1のけたが1・2なら木、3・4なら火、5・6なら土、7・8なら金、9・0なら水です。天格→人格→地格が相生(生み出す関係)や比和(同じ五行)でつながると良く、相剋(打ち消し合う関係)が入ると注意とされます。五行の関係は五行の相生・相剋で解説しています。
陰陽の並びは、1字ずつの画数が奇数(陽)か偶数(陰)かを並べて見ます。全部が同じ、挟み、同じ陰陽が長く続く片寄り、姓と名で陰陽がきれいに分かれる割れなどは、バランスが悪いとされます(流派で違いがあります)。
5.名付けで使うときのこつ
- 姓名判断の結果は、流派によって変わります。ひとつの結果だけで決めず、響き・意味・書きやすさも合わせて考えましょう。
- 大切なのは人格と総格です。すべての格を吉にそろえるのは難しいので、優先順位をつけると選びやすくなります。
- 名前に使える漢字は、常用漢字と人名用漢字に限られます。
- 姓名判断のページでは、占った名前が「名前の候補をくらべる」表に並ぶので、候補を見くらべるのに便利です。
6.よくある質問
姓名判断のサイトによって結果が違うのはなぜですか?
画数の数え方(旧字体か新字体か、部首を元の字で数えるか)、霊数を使うかどうか、81数の吉凶の分け方が流派によって違うためです。どの方式で数えているかを確かめてから比べましょう。
名前の画数が悪いと不幸になりますか?
いいえ。姓名判断は名前の数の意味を読む占いのひとつで、人生を決めるものではありません。気になるときは、呼び名や書き方を工夫したり、良い数を励みにしたりと、前向きに使うのがおすすめです。
ひらがな・カタカナの名前も占えますか?
占えます。かなにも決まった画数があり(あ=3画、カ=2画など)、濁点は2画、半濁点は1画を足して数えるのが一般的です。
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